2013年05月02日

大阪市交通局100型保存車両展示

みなさん、ゴールデンウイークをどうお過ごしでしょうか?あちらこちらでイベント盛りだくさんですが、私はお仕事...でもまあいい。混雑勘弁ですから。
と、言い訳して、今回は保存車両の特別展示を「見学」しましたのでご報告と感想です。
現在、大阪市役所の前に大阪市地下鉄の車両が展示されています。昭和8年に製造され、44年に引退した100型の105です。大阪市の地下鉄が開業した当初の車両で、車庫保存されているものを80周年記念イベントとして特別に市役所前まで運搬し、展示しています。
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梅田と心斎橋の行き先標を付けてのリアルな展示です。このような貴重車両を見る事ができるのはまたとないいい機会だと思います。
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ただ、不満な点もあります。まず、台車がないこと。電車はクルマです。台車なくしてボディーのみでは電車とはいえません。というか、台車も見たいんです。なんといってもこのクルマ、田中車輌(現・近畿車輛)の製造です。時代的に参急2200系等をどことなく匂わせるので当然すべて見たい。車体の特に側面の運転台近くは非常に「近鉄の吊り掛け電車っぽい」ですね。懐かしいものを私は感じます。
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それと、車両に安全面からか、完全に近づいたり触れたりできないようになってます。警備員まで常時配置しています。触る必要はないですが、せめて車内を見られるようにして欲しいと思う人は多いと思います。
こうなると、だれのための展示か?あるいは、何のための保存なのか?という疑問にまで発展します。展示すると傷むので車庫に保存するというのは、お役所的発想ともいえます。また、せっかく費用をかけて見せてくれても、外観だけで車内が見られないというのはいかがなものか?図書館や博物館での資料の公開に関する議論と同じだと思います。
一方では、私鉄では絶対にされない保存でもあります。役所的に保存してくれたから今存在してるともいえるのですね...
費用をかけて保存してるのに活用しないとは何事か!市長の一声があったのかもしれませんね。
勘ぐり過ぎですか...?

(ひとつ書き忘れましたので追記します)
写真から見てわかるように、この車両は乗務員扉が前後とも左側しかありません。梅田ー心斎橋開業当時は島式ホームのみなので右側に必要なはずです。従って車掌用といえます。ということは運転手は乗客ドアを開けないとホームにはすぐに降りられないということになります。乗客用扉があるから要らないという考え方なのでしょうか。それとも運転手は運転席を離れないという考え方なのでしょうか。車両の構造から、当時の状況や考え方が伺えます。おもしろいですね。
なのでやっぱり...車内が見たかった!
posted by 労軽好人 at 23:56| Comment(2) | 鉄道よもやま | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする