2012年03月22日

伊賀鉄道撮影記〜通電する860系

前回の予告通り、伊賀鉄道に再度行ってきました。かなり執念です。
860系の状況を知りたかったのと、撮影地をもう少し見極めたかったのが理由です。その成果は...
今回は前回の反省を踏まえ、始発の普通列車で大阪から向かいました。伊賀神戸にはこれが一番早く着きます。とはいっても7時くらいにしか到着できません。通学の高校生を乗せた伊賀鉄道の列車に乗り込みました。860系の運用にかすかな期待を持ってはいたのですが、やっぱり違いました。というのも前回訪問の翌日の16日より、グリーン塗装の200系がまた新たに運用に入りました。完全にこれでまわしていけるので、もう860系の出番はあまりないといえます。
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このとおり、860系は上野市で静かに留置になってました。もはやこれまでか...
仕方がないので撮影に向かいます。前回は北部戦線でしたが、今回は南部戦線です。
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上林の比土側に小さな池があります。雰囲気がいいのでおすすめです。寒い早朝には水蒸気が上がるようです。また、このあたりは桜並木になってます。数週間後にまた来るかもしれません。
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猪田道駅のすぐ近くには木に覆われた神社があります。田んぼの真ん中にぽつんと存在する情景は滋賀県の近江鉄道沿線にも見られます。独特の雰囲気は絵になります。(電柱が邪魔してますけど)
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桑町の駅は古い駅舎がそのままです。感じよく切り取ってみてください。味のある写真になるでしょう。また、茅町との間にレンガ積みのポータルがあります。沿線の古い町並みとともに楽しめます。1970年代に聴いた西岡たかしの「上野市」(うえのまち)という曲を思い出しました。「桑町、茅町、広小路、もひとつ揺られてうえのまち〜」というサビの歌詞です。ご存知の方いらっしゃる?
その歌詞どおり忍者の街を道に迷いながら徒歩で上野市まで帰りました。戻ってみると860系が2編成ともパンタを上げて唸ってるではありませんか。復活か!?と思いましたが、そんなはずもありません。どうやら通電だけしているようです。ただし、唸る、うなる。ク760のMGとコンプレッサーがものすごい音を立てて存在感を示していました。
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まあ、これだけでも懐かしさを味わえましたが、もうひとつ安心したというか、確認できたことがあります。名盤です。
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車体の連結部には昭和36年製造の820系時の名盤がありました。お尻のように?丸みを帯びた車体がなんともかわいらしく感じられます。(私だけか...)
また、台車に注目。「昭和32年製造 KD-23」はまぎれも無く6800系ラビットカーの台車および主電動機を表しています。これがあの独特の発進時の唸り音を出すのです。
ああ、もう一回聴きたいと思うのは叶わぬ夢なのでしょうか...
posted by 労軽好人 at 23:58| Comment(2) | 鉄道写真撮影記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月16日

関西本線、伊賀鉄道撮影記

昨日3月15日、関西本線と伊賀鉄道の撮影に赴いたのでありますが、帰宅が遅くなりアップできませんでした。一日遅れでご報告いたします。
前回の記事で伊賀鉄道860系に乗車したことを書きましたが、そのモーター音の感動が私を動かしました。世間では、日本海、きたぐに、300系...ですが、私は独自に貴重車両を追ってみることにしました。
と、言ったものの、今回は雑事の多さから出発が遅れ、おまけに途中に近鉄大阪線高安で、気になる車両が目に入ったものですから、寄り道をしてしまいました。
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「クラブツーリズム」と呼ばれる近鉄の関連会社が所有する車両(15400系「かぎろひ」)です。といってもご覧のとおり、元はスナックカーといわれた12200系ですが、この色が異彩を放っています。濃い色の塗装は晴れた日には光沢を放ち、鏡のように反射します。ちょっと怖い感じすらします。
ラッキーと思ってたのですが、これが裏目に出ました。伊賀神戸から伊賀鉄道に乗り換えて上野市に着くと、ちょうど860系が構内で入れ替え中でした。そしてパンタをバタン。降ろしたところでした。今日はもうお休みというところでした。やっぱり早朝に出ないといけません。
仕方がないので頭を切り替え、上野市から伊賀上野方面を狙うことにしました。乗車券は1日乗車券を買った(700円)ので乗り放題ですが、この北部方面は昼間1時間1本しか列車はありません。この区間はご多分に漏れずバスもありますので致し方ないところです。
沿線をチェックしながら伊賀上野へ。久々の訪問でしたが、相変わらず往年の関西本線の駅の雰囲気を残していました。
伊賀上野.jpg 伊賀上野LB.jpg
木造の跨線橋、そして出ましたロングベンチ!(笑)車両や、駅の表示看板だけが部分的に新しくなってる感じです。目線に新しいものを入れずに見ていると、今にもD51が走ってきそうな雰囲気です。ちょっとした旅に出た気持ちにさせてくれます。
上野市から伊賀上野の区間は西大手、新居の途中2駅ですが、道路が直線になってるのに対して、線路は西側に大きく迂回しています。一番のハイライトは西大手ー新居の服部川に架かる鉄橋です。背後に伊賀上野城が見えます。しかし、線路が大きく迂回してるので伊賀上野からも徒歩で行けます。風は強いものの、春の日差しを感じられる河川敷を歩きました。
新居2.jpg 新居.jpg 服部川橋梁.jpg
ススキの穂が強烈にたなびいてるのがおわかりかと思います。
伊賀上野訪問は1970年代にSLや、近鉄伊賀線の旧車両を撮影に来たときのことを思い出しました。
このあと上野市まで戻り、市街地を散策しました。「次回」のために...
posted by 労軽好人 at 17:38| Comment(4) | 鉄道写真撮影記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月01日

日本海、近鉄「楽」、伊賀鉄道860系

本日大阪駅に行くついでに、寝台特急「日本海」を撮影しました。鉄道写真撮影記というほどでもないですが、廃止間近ということでもあるので掲載させていただきます。
日本海大阪駅.jpg 日本海ヘッドマーク.jpg
相変わらず重厚感があるブルートレイン(EF81+24系25型)ですが、乗客の少なさときたら悲惨ともいえる状況です。東北新幹線が青森まで開通し、奇しくも本日より、格安航空会社の飛行機が営業を始める(関空ー新千歳最低4780円)といった状況下ではやむを得ないですね。私は北海道へ行くのに何度もこの日本海を利用したので、ブルトレの中では一番なじみのある列車です。とりわけ、1975年に現役SLを撮影するべく初めて乗車した時のワクワク感は強い思い出となっています。「SLブーム」の後に一世を風靡した「ブルトレブーム」ももう過去のものです。
そして今回は少し遅くなりましたが、去る2月25日に乗車した近鉄の「楽」(20000系)と伊賀鉄道860系についても触れておきます。
京都の立命館大学鉄道研究会が創立50周年を昨年迎えたにあたって、OB会とともに企画されたのがこれら臨時団体貸切列車です。25周年時も「あおぞら」(20100系)で運転されたのですが、今回も近鉄および子会社化された伊賀鉄道で企画されました。
楽.jpg
鉄研関係者とその知人が乗車したこれら列車は基本的に「全員マニア」(とその家族)ですので、普通の団体列車と趣が違います。
京都を出た列車は一旦橿原神宮前まで行き、バックして八木西口から営業に使わない大阪線への渡り線に入ります。
八木西口.jpg
むろん先頭にある展望車に陣取りました。一番の話題もどこでスイッチバックするか?ということです。私はまさか本線上はないだろうと思ったのですが、答えは八木駅構内の大阪線本線上でした。運転手が車内を通って後部まで移動しました。意外でしたね。
伊賀神戸まで行った後、伊賀鉄道で上野市まで行き、車庫見学の後、帰路はお待たせの「昭和レトロ電車」こと860系(マルーン塗装)を老体にむち打って出して来られました。もう、通常運用からは外れているのですが、元気に動きました!?しかし、私が今回一番感動したのはこの860系が上野市から伊賀神戸に向けて走り出した時です。
台車の激しいきしみ音とともに出た、「ウォ〜〜ン」というこの音こそ三菱電機製75kWのモーター音です。昭和30年代前半に登場した近鉄初の新性能カルダン駆動モーターの音を久々に聞けました。人はそれぞれ琴線に触れる場所がありますが、私にとってはこの時が一番震えが来ました。もう、シビレましたね...
863.jpg 丸山.jpg
列車はこのとおり、前後にオリジナル「前サボ」を取り付けて運転されました。沿線に若干の鉄ちゃんがおられました。
帰路は大阪上本町まで「楽」で行き解散、宴会へ直行ということになりました。2日酔いになるほど飲んで鉄談義したのは言うまでもありません。

posted by 労軽好人 at 20:07| Comment(6) | 鉄道写真撮影記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする